心理学の実践方法

決断出来ない時、迷った時に参考になる言葉

2014年11月11日

サクッと決断できるときもあれば、そうでないときもあります。

就職や恋愛といった大きな決断だけではなく、その日何を食べるか、何を話すか等、日々決断、選択の連続です。

どんな決断をするかは、その人自身の人生にとても強く影響してくること。

今回は決断に迷った時に参考になった言葉を紹介します。

動画で知りたい方はこちら

迷った時の決断方法

迷った時は積極的なほうをとる

by 森田正馬

森田正馬さんは、日本が世界に誇る心理療法、森田療法を創始した人です。森田療法は、対人恐怖や神経症(不安障害)にとても効果のある療法として世界中で使われています。

私自身3年ほど前に森田療法を勉強している時にこの言葉に出会ったのですが、そのときは鵜呑みにして「迷った時は積極的なほうをとると良いのか!」と選択基準にしてきました。

しかし当時は、なぜ迷った時は積極的なほうをとるのが良いのだろうか?とあまり深く考えませんでした。実は消極的なほうをとることが良い方もあるのではないか?と思い、なぜこの決断方法が良いのか私なりに考えてみました。

迷った時に積極的な方を取る理由

自分自身を改めて振り返ってみると、この選択方法だとほとんどのケースで後悔することがないというメリットがあります。

というのも「あなたが後悔していることはどんなことですか?」と聞かれると、どんなことが思い浮かびますでしょうか?

私自身が後悔していることは、若い時にあまり女性に積極的にアプローチしてこなかったことです。

自分自身に対して消極的な選択は、その後の後悔に繋がってくると思います。

仕事やプライベートで実際に行動に移して失敗したと感じる事はありますが、失敗したと感じることと後悔していることは全くの別物だと思います。何かに失敗すると、「もうこんなことは無いようにしよう!」という思いが湧き、かけがえのない経験となってその後の行動に生きてきます。

なかなか決断できないときに大切なこと

決断できないときに特に大切なことは、それをやるかやらないか、どちらを選ぶかで

後悔しない方を選ぶ

ことではないでしょうか。

その方法の1つとして「迷った時は積極的な方を取る」というのは、とても理にかなった方法だと思います。

積極的な方とは?

例えばタバコのように、続けることよりも辞めること、やらないことがその人にとって積極的なケースもあると思います。何が積極的なのか迷った時は、

どの選択が本当に自分が望む状態なのか?自分に正直なのか?

を考えると、どちらが積極的なのかの判断基準になります。

その他参考になる言葉

迷った時は「元気が出る方」を選ぶ。
「元気」の定義は、「1時間あたりの生産性が高いこと」

中谷彰宏 「シンプルな人はうまくいく」より

心が楽になる、必ず元気が出る言葉41選の記事でも紹介している言葉ですが、これもとてもわかりやすい判断基準です。

人生の最後で後悔すること

終末医療にたずさわったオーストラリア人の看護師Bronnie Wareは、治る見込みのない病を抱えた人たちと、彼らの人生最期の3~12週間を共にしました。そのとき、死を目の前にした人々に向かって、自分の人生で後悔することがあるか、あるいはもっと違った風に生きることができたらよかったと思うことがあるかと問いかけたとき、最も多く見られた共通の後悔が次の言葉です。

周りが期待するようにではなく、もっと自分に正直に生きる勇気があればよかったのに。

分析心理ドットコムより引用

なかなか決断できい時は、やるにせよ、やらないにせよ自分で選択すると必ずその後に生きてくると思います。

例え失敗しても貴重な経験になり、その後に活かせる事がほとんどなので、私自身このページの言葉を心に留めておきたいと思います。

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  • この記事を書いた人

井上 隆裕

ジョイカウンセリングスクール代表。福岡にて心理学・コミュニケーションセミナー、心理カウンセリングを実施。2004年よりプロとして活動してます。プロフィール

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