傾聴とカウンセリングの違いとは?

 2014年4月9日  


傾聴とカウンセリングの違いとは、どんなことですか?と聞かれることがあるので紹介します。

それぞれの「特徴」、「メリット・デメリット」についてお伝えします。

※「傾聴とは?」については
1分でわかる「傾聴とは」その意味と目的
へどうぞ。

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傾聴とカウンセリングの違いを一言でいうと

まず、傾聴のカウンセリングの違いを端的にズバリお伝えすると、

カウンセリングは、「問題解決のための会話」であるということ。

傾聴とは、「相手の会話を相手の方が、思っていること、感じていることとして受け止めながら聴くこと」 になります。

そしてカウンセリングは、傾聴を含んでいます。

カウンセリングは、まず傾聴し、相手の方の状況、何を問題とされているのか、どんなことに困っておられるのか、どんな感情を抱いておられるのかをカウンセラーが傾聴を通して掴んでいきます。

そして次からが傾聴とカウンセリングの決定的な違いになります。

決定的な違い

カウンセリングでは傾聴して相手の方の状況などをお伺いしたあと、基本的に次のことを行います。

カウンセリングでは、その方にとって、なぜその出来事が問題なのか?という分析と、問題解決のためのアプローチや心理療法を行います。(行わないケースもあります)

傾聴では、相手の方の問題や悩みの分析や、問題解決のためのアプローチは行いません。

ですので、カウンセリングでもし 「付き合っている彼が生きがいを持たないので悩んでいる」 という方が来られたら、

なぜ、その方にとってその出来事が悩みなのか?問題なのか?

というところを傾聴を通して分析しながら聴いていきます。

というのも、同じ出来事があったとしても、ある人にとっては悩みになり、ある人にとっては悩みにならなかったりします。

カウンセリングではその出来事が、その人にとって問題となる「何か」を一緒に考えていきます。そしてその問題解決のためにどんなことをやれば効果的なのかというところも一緒に考えます。

傾聴とカウンセリングそれぞれのメリット・デメリット

カウンセリングのメリット

上記のようにカウンセリングでは、「傾聴」、「分析」、「問題解決のためのアプローチ」を行います。

結果その方の悩みや問題を通して、今までの自分自身の生き方や考え方を見つめて、より良い生き方を見つけていくことが出来ます。

カウンセリングのデメリット

傾聴と比べてのデメリットは、スキルを身につけるまでの時間がどうしてもかかるということ。相手の方が納得して頂けるゴールを見つけるサポートが出来るようになるまでは、約2年くらいはかかります。

2つ目のデメリットは、「時間を必要とする」ということ。

分析や問題解決のためのアプローチを行うので、1回少なくとも30分以上で行っているカウンセリングがほとんどです。

傾聴のメリット・デメリット

傾聴のメリット

カウンセリングと比較してのメリットですが、まず身につけるまでの期間がカウンセリングに比べて短いということ。

個人差はありますが、私の経験では、系統だったトレーニングを行えば平均して3~6ヶ月くらいで傾聴技法を効果的に使えるレベルのスキルを身に付けられる方が多いです。

そして傾聴を行うのに、まとまった時間は必要ありません。

日常の気軽な会話でも傾聴技法の使用頻度は、非常に高いです。

傾聴のデメリット

しっかりとした傾聴を行うことで、話し手の方の気持ちがスッキリした、話し手の方が自分で方向性を見つけられたということも多いです。

しかし自分自身の生き方に関する問題になると、傾聴技法だけでは問題が解決しないことがあるのも確かです。

まとめ

まとめると

  • カウンセリングは傾聴を含んでいる。
  • 傾聴は汎用性が高く、短い期間で身に付けられる。
  • カウンセリングは専門性が高く、身につけるのに時間を要する。

ということになります。

以上、傾聴とカウンセリングの違いでした。参考になれば幸いです。

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  • この記事を書いた人

井上 隆裕

心理カウンセラー、傾聴トレーナー、ジョイカウンセリングスクール代表。当スクールの心理講座、傾聴トレーニング、個人カウンセリングなどすべての部門を担当。

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