愚痴の聴き方2つ

 2014年2月8日  

愚痴を聴くのが好きな人はいないと思います。

聴いているだけで自分自身も嫌な気分になったり、時間を奪われているような気分になることもあります。

しかし普段過ごしていると、愚痴を言わない人のほうが珍しいかもしれません。その人との接し方で人間関係が変わってくることもあります。

今回は、そんな人間関係を壊さない愚痴の聴き方を紹介します。

1 とにかく傾聴する


グチをまったく言わない人も凄いと思いますが、言う人もとても人間らしいと思います。

思っていることを吐き出すだけでスッキリした気持ちになれるのも確かです。ですので、まずは相手の方にスッキリした気持ちになって頂くためにひたすら傾聴です。

グチを傾聴するときのポイントは、できるだけ自分の意見やアドバイスを言わないことです。特に家族や身内ほど聞きづらいもの。

傾聴する心構えがあって話を聴くと、自分の意見を言おうという気持ちは湧かないと思います。しかし傾聴する心構えなくグチを言われたときは、つい話を聴くことなくすぐに自分の意見を伝えたり、すぐにアドバイスをしてしまい、話し手の気持ちに添えないこともあるかもしれません。

私の失敗談ですが、以前正月に帰省したとき母がこんなグチを言ったことがあります。

母「こないだ近所の○○さんに、この新品の服、サイズが合わないから2000円で買わないかと言われて、仕方なく買った。」

これに対して私が言ったのは、

「別に買わんでも断ったらええじゃろ」

ということでした。もっともといえばもっともなのですが、自分の意見をすぐに言っています。傾聴も何もありません。家族にはついつい甘えがちです。これを傾聴するのであれば、

「そんなこと言われたんだ。」

だけでOKです。

グチを言いだしたなと感じられたら、自分の意見を言うことなく、アドバイスをすることなく、まず受け止めることで話し手の気持ちは楽になります。

2 傾聴する時間を決める


時間を決めて傾聴するのはとても大切なことです。

ほとんどの心理カウンセリングは、60分~120分程度に決められています。

この傾聴力HPをご覧になっておられる方は、相談事を受ける方が多いのではないかと思います。 

特に夜中は不安になる時間帯。夜23時ごろに友人から電話がかかってきて、話を聴いていたら3時間経過・・・・ということもあるかもしれません。

カウンセリングは聴く時間も大切ですが、では問題解決のためにどうするのがいいのか?を考える時間も大切ですので、タイムマネジメントをとても大切にしています。

時間を区切るのは、相手が話し切れていないようで心もとなく感じられることもあるかもしれません。でもご自身の時間も大切なハズ。

これから、どう伝えるとグチを聴く時間を区切りやすいか?ということをお伝えします。

グチを聴く時間の伝え方2つ

まず1つ目は、グチを聴く前のとき。

相談と言いつつ、グチを言いたいだけの方もおられます。相手の方が相談事などを持ち掛けてきたときに、

「○時まででしたら大丈夫です。」

とお伝えすることができます。相手の方も時間が決まっていることでしっかりと話そうという気持ちも芽生えます。

しかし会話をしていると、いつの間にかグチのオンパレードになったということもあると思います。そんなときは次のやり方でお伝えしてみて下さい。

グチを延々と言われているときの隙間に、

「○時から次の予定がありますので、また今度聴かせて下さい。」

「明日は早いので、また明日以降会話しましょう。」

とやんわりと終わりの時間を伝える方法です。

傾聴は「何でも受け止める」話の聴き方です。「相手の言うことはしっかりと聴く」、そして「自分の意見も伝える」ということも大切なコミュニケーションです。

以上人間関係を壊さないグチの聴き方2つ、

  • 「自分の意見を伝えたりアドバイスせずひたすら傾聴する」
  • 「傾聴する時間を区切る」

でした。参考になりましたら幸いです。

関連記事:職場の上司や同僚の陰口・悪口を聞いた時の傾聴方法

スポンサーリンク


無料傾聴EBook

カウンセリングに必要な傾聴力の具体的な内容、効果、トレーニング方法などを全49ページに渡って詳細に解説しています。是非、ダウンロードしてご活用下さい。

詳細を見てみる

傾聴EBook

動画で学びたい方向け


傾聴集中動画を見てみる

  • この記事を書いた人

井上 隆裕

心理カウンセラー、傾聴トレーナー、ジョイカウンセリングスクール代表。当スクールの心理講座、傾聴トレーニング、個人カウンセリングなどすべての部門を担当。

-実践方法