心配性になる理由と克服する方法2つ

投稿日:2014年5月17日 更新日:

誰しも自分の将来のことや、仕事のこと、家族のこと等が心配になる時はあると思います。

「本当に大丈夫だろうか?」と不安になり、頭にこびりついて離れないときは、とても苦しいものです。

そんなときは集中力・やる気も下がり、必要最低限の事をするので精一杯。何をやっても楽しく感じられず、食欲もグンと落ちます。

私自身も学生のときに将来があまりに不安で、ただ生きているだけで苦しかったことがあります。

この記事では、心配性になる理由と、それをクリアにする方法を2つ紹介します。

心配で仕方がなくなる理由とは

将来のことが心配になったり不安に感じたりすることは、生きていく防衛反応として誰しも当然あることです。

しかし、心配性の人はこれが一時的なものではなく、2週間、1ヶ月とずっと続いたり不安に感じている期間が長く、この先一生この不安が続くのではないか?無くならないのではないか?とますます不安になったりします。

不安感が数時間・数日で治まる場合と、それ以上長続きするケースでは明確な理由があります。まず、心配性にはまりやすい原因を2つ紹介します。

1 ストレスが強いとき

ストレスが強いときには、不安を強く感じやすくなります。例えば新しい職場・部署になった、新しい学校に入学したり学年に上がった、恋人や親しい人・愛するペットと別れることになった時は、どうしてもストレスが強いです。

そのストレスが引き金となって、先のことが心配で何も手につかなくなったり、不安感が強くなるケースがあります。

大事なことは自分が今どれくらいストレスを感じているのか?をしっかりと把握しておくことです。それが把握できていれば、ストレスをマネジメントしていくことが出来ます。どのくらいストレスを感じているのかを把握できていないと、ストレスの泥沼にハマりかねず、長く不安感が続くことになりかねません。

2 心配事、不安感をきっちり排除したい気持ちが強い

自分の将来や子供の事が気になり、心配で心配で仕方がないときの気持ちは、たまらなく嫌なものです。

だからその心配な気持ちや不安感を、排除しよう排除しよう、感じないようにしようとすると、心理学的にはその気持は実は余計にクローズアップされて、さらにどんどん大きくなる心の仕組みがあります。

これは単純に「心配してはいけない」「不安に感じるのは嫌だから、感じないようにしたい」と無意識のうちに思うと、脳の中ではその「心配感」や「不安」が余計にクローズアップされます。結果さらに不快な反応に意識が向くという悪循環が起こります。

他の事例で例えると、「手が少し汚い感じがする」状態に意識が強く向き、そのために手が気になって仕方なく、何度も手を洗わざるを得ない状態と近いものがあります。

日本が世界に誇る心理療法の1つの森田療法では、これを精神交互作用と呼んでいます。

ではこれをクリアにし、心配性にハマらないためにはどうすればよいのか、具体的な方法を紹介します。

自分の気持ちを明確にして、それを受け止める

自分の気持ちを明確にするという事は、例えば「子供が就職活動がうまくいっていなくて落ち着かない」状態であれば、その時にどんな気持ちなのかを振り返ってみます。

おそらく子供の将来が不安という気持ちだと思います。

不安感は嫌なもので、出来れば感じたくないものです。特に完璧主義傾向が強い方は、不安を取り除こう取り除こうという気持ちが無意識に働きます。

感情はしっかりとそれを受け止めると長続きはしませんが、受け止めずにいるとこじらせて益々不安感が大きくなる場合があります。1人では受け止めにくい場合もあるので、誰か信頼できる人に話して、共感してもらえるとそれだけで楽になります。

不安や怖さは人であれば誰しも抱く自然な感情です。そして生きている限り、人であればそれを全く感じないようにするのは無理です。

不安や怖さを排除しよう、取り除こうとするのではなく、こういう状況であれば不安になると、あるがままの自分の気持ちを受け止めていくとその気持ちは浄化されて長続きしません。

不安や怖さを全く感じないようにするのは不可能です。

自分の中に湧いてきた気持ちを受け止めた上で、次の事を行うとさらに気持ちが変わります。

不安や怖さを感じながら、目の前の必要な事に取り組む

これはなぜかというと、何もせずにじっとしていると、必然的に不安事が頭を巡りやすくなるためです。

不安障害の克服に使われる事が多い、森田療法を提唱した方は次のように言っています。

活動は人の本性。人の身体や脳は本来行動するように出来ている。不自然な休息をしていると、不自然な感情が湧いてくる。

森田正馬 (心理学者)

もちろんうつが強い時には休息が必要なケースもありますが、身体は動かせるのに部屋でじっとしていると、気持ちもウツウツとしてきて余計な思いが頭を巡ります。

具体的には、

  • 家にいて子供の事が心配・不安であれば、眼の前の必要な事に取り組む(家事や仕事をする)
  • 仕事をしていて家族の事が心配・不安になるのであれば、眼の前の必要な仕事に取り組む
  • 上司や顧客にまた怒られるのではないかという不安感が強いのであれば、やるべき仕事に意識を向ける

イメージです。

ポイントは、不安を感じながら行動するという点です。行動しているうちに、この不安感は軽くなったり消えていきます。

不安に感じるから、嫌な気持ちになるから何もしないという気分本位の行動だと嫌な気持ちは続きやすいため、目的本位の行動を意識していきます。

※不安で眠れない場合は眠れない時にストンと安眠する方法5つの記事をご参照下さい。

不安感は自分を守る大切な感情ですが、「子供が元気でしあわせに育って欲しい」「将来安心して生活したい」等の何らかの本来の目的があるからこそ湧き上がってきます。その本来の自分自身の目的に沿った行動を起こしているうちに、不安感は必ず軽くなります。

まとめ

何かが心配で不安感が頭から離れない時には、いつも焦っている感じがあって苦しいと思います。

特に完璧主義傾向が強かったり、ストレスが強いと心配性にもなりやすいです。

不安感や怖さをゼロにするのは不可能なので、それを受け入れた上で、目の前の必要な事に取り組めば気持ちは必ず変わります。

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