傾聴力HP

傾聴・カウンセリングの役立つ情報をお届けします

自己肯定感が低い理由と決定的に高める7つの方法

 2014年4月16日  

人からの評価が気になって自分の思うように振る舞えなかったり、

気がつけば「自分の思い」よりも「他人がどう思うか」に重点を置き過ぎていたり、

我慢しなければ、頼ったらいけない、わがままを言ったらいけないという思いが心のどこかにあってストレスを溜めやすかったり、自己肯定感が低いと苦しいことが多いです。

カウンセリング自体が、自己肯定感を高めるためにやるものと言っても過言ではありません。

今回は、自己肯定感が低い理由と、決定的に高める7つの方法を紹介します。

《 目次 》
自己肯定感とは
幼い時の両親からの影響について
自己肯定感を高める方法

スポンサーリンク

自己肯定感とは

文字通り、自分自身を肯定出来る感覚です。

必要以上に自分を大きく見せることでもなく、過小評価することでもありません。

さらに少し詳しく言うと自分自身の強い部分も、弱い部分も、嬉しい楽しいといったプラスの感情も、苦しい寂しいといったマイナスの感情も、すべて自分自身で受け入れられている状態のことになります。

自己肯定感が高いと、自意識過剰になるのではないか?我が強くなりすぎるのではないか?と思われる方がまれにいらっしゃいますが、これはむしろ自己肯定感の低さから現れるものです。自己肯定感が高いと、自分も周りの人のことも落ち着いて客観的に見れるようになりますので、自意識過剰にはなりません。

我が強すぎる状態というのは相手を尊重出来ず、相手の意見を聴けない、受け入れられない状態です。自己肯定感が高いと、自分自身も他の人も尊重しやすくなります。我が強すぎて周りの人を不快にさせるような状態ではありません。

自己肯定感が低いことで起こる事

私自身自己肯定感は低いほうだったと思います。

職場での後輩のお世話は、後輩や職場のことを考えてのお世話ではなく、その後輩より優位に立つためのものでした。相手より優位に立って支配しているような状態でないと、自分を保てないわけです。

仕事は、「自分の力を広げる仕事」ではなく「自分のそこそこの力でやれる職種」を無意識のうちに選んでいました。そんな「そこそこの力でやれる仕事」をやっている自分を好きになれず、かといって「自分の100%の力を出しても難しい仕事」にチャレンジする勇気がない自分も好きになれず、ただ葛藤しながら日々過ごす自分も当然好きになれるはずがありません。自己肯定感が低いということは、「自分ならやれる」という感覚が低いことでもありますので、新しいことにチャレンジする気力も湧いてきません。

他には自己肯定感が低いことで次のような悩みを抱える方が多いです。

  • 自分が何か間違えているのではないかと感じ、心が落ち着かない。
  • パートナーに強く嫉妬してしまう。
  • 理不尽なことに対しても反論出来ないことがある。(冷静に思考できなくなる)
  • 得体の知れない不安感が常にあり、この不安感から過干渉で支配的な子育てになりがち。
  • 褒められたり愛されたりする価値がない気がする。
  • 感情の振れ幅が強く、疲れることが多い。
  • なぜかわからないけれど気持ちが落ち着かない
  • 人間関係でとても疲れる。
  • 今のままでいいのかな・・と不安になる

さらに自己肯定感が低いと、自傷行為(自分を傷つけることで自分を確認できる)・他傷行為(他人を傷つけることで他人よりも優位に立ち、自分を確認できる)・自分で人生を終える(生きていられないくらい自分の存在を認められないのが苦しい)にも繋がります。

幼い時の両親からの影響

幼い頃に両親から耐えられないような体験を受けていると、自分の存在を認められないのは自然なことです。

また、両親は愛情を持って育てていても、自己肯定感が高くないケースもあります。次の2つのケースが比較的多いです。

あまり褒めない、認める発言をしない両親だった場合

テストで95点をとったとしても「100点取れんかったんか!」と言われたり、両親からもほとんど誉められたことがない人は比較的多いです。両親には感謝しているけれど、心の何処かで私は「ダメな人間なんだな」という思いが無意識のうちに根付きます。

「助けること」で愛される機会が多かった場合

例えば両親が自営業などで忙し過ぎたり、病弱でお手伝いをしたときに強く褒められることが続いた場合です。

親を困らせるといけないので自然と、いい子にしていなければ、自分のことは自分でしなければ、我慢しないといけない、頼ったらいけない、わがままを言ったらいけないなどと考える機会が多くなります。そうなると、「役に立たない自分は愛されない」という思いが無意識のうちに根付き、自分の思いよりも他人の思いを優先するようになり、生きていてどこか不自由な感じを持つようになります。

※両親との関わりは関係なく、何か出来ないことにチャレンジしているときは自己肯定感が低くなりやすいです。出来ないことにチャレンジするということは、足りていない自分自身を常に意識することでもあります。自分自身のステップアップが感じられないと、当然自信が落ちてきます。

自己肯定感を根本から高める2つの方法

自己肯定感を根本から高める方法は、人によって変わってきますが、次の過程を踏むと効果的です。

  1. なぜその価値観を持つようになったのかを知る。
  2. そのときに満たされなかった感情を発散、浄化させる。

なぜその価値観を持つようになったのかを知る

自己否定感があるということは、「自分を認めてはいけない」「役に立たなければ愛されない」というような自己否定感に繋がる価値観が心のどこかに根付いています。

その価値観が心に根付くようになったのには、必ず理由があります。その過程を振り返ることで、自己否定感を持つ自分自身に納得がいくようになります。それだけで自己否定感が軽くなります。今気になっていることをとっかかりに、「思い出されること」や親との関わりを振り返っていくと理由が見えてくることが多いです。

そのときに満たされなかった感情を発散、浄化させる

なかなか褒めてくれなかった場合は、その時に自分自身が感じていた本当の気持ち、
両親を助けることが多く、なかなか甘えられない状況が続いていたときの本当の気持ち、
こういった感情は、感じていたけれども抑えざるを得なかった、出せなかった感情です。

自己を肯定するためには、そのときに抑えていた、出しにくかった気持ち、満たされなかった気持ちも見ていきます。

気付かないうちに感情を抑え過ぎたり、溜め込み過ぎている状態というのは、その感情を受け入れられていない、その感情を持っている自分を肯定できていないということでもあります。

自己否定感を持つきっかけになった価値観が根付く過程を振り返ることは、そのときに感じていた本当の自分自身の気持ちを思い出していくことに繋がります。それを言葉にしたり、信頼出来る人に話して受け取ってもらうことでその感情のガス抜きができ、浄化(その感情を感じていた自分自身を肯定出来る状態)できます。

その時に満たされなかった気持ちも、大人になってからでも満たしていく事が出来ます。

この工程は、本当に信頼出来る人と一緒にやることが望ましいです。特に本当につらかった気持ちというのは、誰かにわかってもらったり受け止めてもらうだけで楽になります。1人だけではなかなか出しにくい、やりにくい工程です。

次に、さらに簡単に自己肯定感を高める5つの方法を紹介します。

感情を浄化させるイメージの沢の風景

簡単に自己肯定感を高める5つの方法

上の自己肯定感を根本から高める方法は、少なくとも1時間以上のまとまった時間が必要です。日常で気軽に簡単に出来る自己肯定感を高める方法もありますので、5つ紹介します。

1 自分を肯定できる環境に身をおく

自己否定感が低いと、すべての人に気に入られたい、良好な人間関係が築けない自分自身を認められないという思いを持たられる方もおられます。その思いから、嫌な人に対しても積極的に関わっていくことも。

仕事が回るのであれば、すべての人から気に入られたり、すべての人とうまくやっていく必要はないと思います。人と接していて苦しいときは、嫌な人、罵声を浴びせる人などから出来るだけ距離をとる、接する回数を減らすことは自分自身を守る上でとても大切なことです。

2 自分を認めてくれる。いいところを見つけて褒めてくれる人やグループに出来るだけ接する。

人の言葉の力は大きいです。「その服の色似合うね」などと褒められたり、認めてもらえる言葉かけをされた場合は、

「いやいや、そんなことないですよ!」と否定するのではなく、

「ありがとうございます」と是非受け取っていってみて下さい。自分が発する言葉が、自分に与える影響も大きいです。

3 肯定的な言葉を使うようにする

・今日は出来ません。→ 明日(~日)なら出来ます。
・~は嫌い。→ ~は好きではない。
・寒さに弱い。→ 寒さに繊細。
・頑固 → 意思が強い。 などなど・・・

特に自分自身が言われて不快に感じる言葉は、意識して不快に感じない言葉に変えて使っていってみて下さい。肯定的な言葉は受け取ってもらいやすく、周りの人も、それを発する自分自身も心地良くしてくれる力があります。

4 出来たことを意識する (過去の自分と比べる)

人は出来ているところよりも、出来ていないところのほうが気になるものです。

最終的な目標を見て、足りていない観点から
「~しか出来ていない」 「これが足りない」
と自分で考えたり、人に言葉をかけることもできます。

しかし過去の自分と比べて、
「あのときと比べて今はここまでやれている」「これをプラスすれば、もっとよくなる」
と捉えることも出来ます。

事実は同じでも言葉を1つ変えるだけで自分も相手も感じ方が大きく変わります。感じ方が変わると、その後の行動にもつながってきます。

5 自分自身が望むこと、したいこと、シンプルにやっていて楽しいことをやる回数を増やす

好きな事、やっていて楽しいと感じる事であれば何でもOKです。特に日常で気軽にやれることが多ければ多いほど良いです。

好きな本・漫画を読む、好きな映画や動画を見る、好きな音楽を聴く、好きなゲームをする・・・。

自己肯定感が低いと、自分に厳しすぎたり、自分のことよりも他人のことを重視して動く傾向が強いです。他人を思いやるように、自分自身のことも思いやってみて下さい。

まとめ

自己肯定感が低い状態から、自己肯定感がある状態に変わるのも、怖いときがあります。たとえ自分自身が良くない状態でも、特に長年それが続いた状態だと変わるのは怖いものです。

そして、例え自己肯定感が低くても生きていくことが出来るのも人の強さだと思います。

「自分はダメだ・・」と思うことは、強かれ弱かれ誰しも経験があることです。なかなか自分が肯定出来なくて、つらいときには上記の方法を試してみて下さい。

この記事が、少しでも心地良く生きるきっかけになれば幸いです。

関連する記事

スポンサーリンク


無料傾聴EBook

カウンセリングに必要な傾聴力の具体的な内容、効果、トレーニング方法などを全49ページに渡って詳細に解説しています。是非、ダウンロードしてご活用下さい。

詳細を見てみる

傾聴EBook

-カウンセリング