傾聴ロールプレイのポイント5つ

 2014年12月2日  

傾聴トレーニングに取り組んでいるけれども、思ったようにステップアップ出来ている感じがせず、悔しい思いをするときもあると思います。

漫然と傾聴のロールプレイ(話し手と聴き手に分かれ、本当に相談事を受けているときのように傾聴技法を意識して使いながら聴くこと)をしているだけでは、スキルアップにつながらないこともあります。

この記事では、効率的にスキルアップできる傾聴ロールプレイのポイント(やり方)を5つ紹介します。

1 傾聴者(カウンセラー)としての立場を取り切ること

ロールプレイで、どう質問していいかわからない、どんな気持ちを汲む言葉を伝えていいかわからないとき等に

「あっ、ちょっとスミマセン。。。」

という感じで会話を中断したい時もあると思います。

しかしこれをやっていると、必然的にトレーニングへの集中度も弱まって、結果としてスキルが身に付きにくいです。

何より実際に相談事を受けたり、悩みを聴いているときに傾聴している人が、「あっちょっとスミマセン。。。」という感じで立場を下りると、信頼関係も何もなくなってクライアントがそれ以上話せなくなります。

傾聴者、カウンセラーとしての立場をしっかりとロールプレイの最後まで取り切ることが、トレーニングへの集中度やその後の自信につながります。

2 時間を決めて行うこと

傾聴は集中して聴きますので、始めのうちは話しを聴くだけで汗をかく方もいらっしゃるくらい、とても疲れます。

傾聴ロールプレイの際は、初めは5分くらい、慣れてきたら10分程度に時間を決めてやると、どこが出来ていてどこを磨けばよいのかのポイントが明確になりやすいです。

3 目標を決めて行うこと

これは例えば、「あいづちのときの声を大きめにする」、「的確なオウム返しを行う」など、今の自分が少し頑張ったらクリアできそうな目標がよいです。

目標の立て方ですが、その目標を立てて「傾聴ロールプレイで実際にどう行動するかを明確にしておく」と効果的です。

例えば、「共感の言葉(感情の反映)」を入れていくようにするだと少し漠然としています。共感の言葉を入れるために、「相手の表情や声のトーンから気持ちを察していく」や、「オウム返しを的確にして気持ちを察していく」だと傾聴ロールプレイ内で実際に行うことが明確ですので、その目標をクリアしやすくなります。

ロールプレイが終わった後は、その目標に対してやってみてどうだったのか、相手の人にはどう感じられたのかをしっかりと振り返るとその目標クリアが早いです。

目標が変わっていくごとにスキルアップしている自分自身を感じられるはずです。

4 全力でやること

傾聴トレーニング、ロールプレイはとても疲れますし、練習でもありますので手を抜きたい気持ちの時もあるかと思います。

その時の自分自身の全力で取り組むことで、出来ないことが少しづつ出来るようになっていきます。

5 可能であれば、傾聴の上手な人とやること

これは傾聴やカウンセリングのスキルが高い人ほど、具体的にどこをどうすればより上達するのかのフィードバック(アドバイス)が的確だからです。

特にカウンセリングは何かを与えられるものではなく、自分で掴みにいくものでもあります。

傾聴トレーニングでも自分から掴みにいく姿勢が強いと上達が早いです。

まとめ

傾聴トレーニングは、新しいコミュニケーションスキルを身に付けることでもあります。

コミュニケーションは、それまでずっと何十年と続けてきたことなので、なかなか変えられない、上達が見えないときもあるかもしれません。

そんなときは、傾聴で相手の方の話を受け止めながら聴くように、上手くやれない自分自身も受け止めながらトレーニングに取り組んでみて下さい。

出来ない悔しさや、落ち込む自分自身の気持ちを感じながら取り組むことが、相談に来られた方の気持ちをより繊細にキャッチ出来ることにもつながっていきます。

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  • この記事を書いた人

井上 隆裕

心理カウンセラー、傾聴トレーナー、ジョイカウンセリングスクール代表。当スクールの心理講座、傾聴トレーニング、個人カウンセリングなどすべての部門を担当。

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